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アーカイブコラム

2008年11月17日

●発行者:出版文化社アーカイブ事業部
周年記念映像、資料の電子化、Web社史、データ時代に対応した周年記念コンテンツの制作

アーカイブ電子化の功罪

国立公文書館別ウィンドウに収蔵されているアーカイブの閲覧は、電子化とインターネットのおかげで、この10年ほどで驚くほど便利になりました。

かつては、東京・北の丸にある公文書館に直接出向いて、多種多様な目録(印刷物)の中から、目的の史料が載っていそうなものを探し出し、それを閲覧申込票に書き写して請求するという手順が必要でした。
開館時間は平日の日中だけで、昼休みは出納ができないなどの制約もあり、短い時間で多くの資料に目を通すのは至難の業でした。

現在は、インターネット経由で、各省庁から移管された公文書約62万冊分の目録データが検索できるようになっていて、検索語を入れると瞬時に関連の簿冊を 抽出し、すぐにその文書の閲覧申込票を印刷できるようになっています。
また、主要な文書の94万コマについては、デジタル画像を自宅に居ながらにして閲覧 することができます。実に驚くべき進歩です。

このように、アーカイブをめぐる技術は進歩を遂げてきましたが、それでも理想的な姿からは距離があります。デジタルデータならではの問題点もあります。例えば、歴史史料を知るためには、その文書群の体系を知ることが不可欠ですが、現在のシステムではそういった観点からのフォローは十分ではありません。
ま た、デジタルならではの新しいスキルも必要になります。
「検索」は、そのひとつで、検索語の入れ方にはコツが必要です。また、検索や閲覧のためには、パソコン操作の基本的なスキルが不可欠であり、デジタルデバイドがひとつの障壁となっています。
こうした問題が解決すれば、資料整理やデジタルアーカイブも新しい局面を迎えることでしょう。

アナログ的な検索では、思いがけないところから珠玉の史料が出てくるかも知れないという楽しみがありました。便利になるのは喜ばしいことですが、個人的には、アナログな部分も残しておいて欲しいと思う昨今です。

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ヘリテージサービス事業部アーカイブ担当 中川 洋

歴史系博物館学芸員として資料の収集・管理や展示・教育業務に携わり、現職に就く。
現在は、企業および学園アーカイブのコンサルティング、プランニング、マネジメントに従事。

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